【ももかちゃんは僕のママになりたいっ!】レビュー|あらすじ・見どころを紹介

『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』は、ももまろによる『ももかちゃんは僕にNTRたいっ!』シリーズ第2弾です。
前作では、壮大な勘違いをきっかけに振り回されながらも、最終的にももかと珠樹は恋人同士になりました。
ようやく両想いになった二人。今度こそ平和で甘い恋人生活が始まる。……と思いきや、第2弾でもやはり“ももかの勘違い”が大きな騒動を引き起こします。
今回のきっかけとなるのは、ももかの母親。珠樹のことを昔から可愛がっているももかママは、今回も彼を家族のように甘やかします。
それを見たももかは、「もしかして、たーくんがママに取られるのでは?」と不安になってしまいます。
さらに、ちょっとした出来事を大きく勘違いしたことで妄想が暴走。
ついには幼馴染の泰助へ相談し、「ママに負けないためには、自分も“ママみ”を身につけるしかない」と考えるようになります。
こうして始まるのが、ももかの“ママみ作戦”。
前作ではNTRへの勘違いが物語を大きく動かしましたが、第2弾では「母親に彼氏を取られる」という新しい勘違いが中心です。
シリーズらしいコメディ感を残しながら、ももか・珠樹・ももかママ・泰助という4人の関係をさらに広げた続編になっています。
この記事では『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』の作品情報・あらすじ・登場人物・前作との違い・見どころ・おすすめポイント・感想を、ネタバレを抑えながら紹介します。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』の作品情報
【作品情報】
作品名
ももかちゃんは僕のママになりたいっ!
企画
ももまろ
製作
むにむに
配信開始日
2026年5月4日
作品形式
コミック
総ページ数
118ページ
漫画本編
59ページ
セリフなし版
59ページ
題材
オリジナル
シリーズ
第2弾
主な登場人物
ももか・珠樹・泰助・ももかママ
主なジャンル
ラブコメ・勘違い・NTR風展開
本作は全118ページです。ただし、118ページすべてが別々のストーリーとして進むわけではありません。
収録内容は、本編59P+セリフなし59P=118Pという構成です。つまり、実質的なストーリー漫画部分は59ページ。
後半には同じ内容をセリフなしで楽しめるバージョンが収録されています。
そのため「118Pの長編漫画」だと思って選ぶよりも、59Pの漫画+59Pのセリフなし版として考えると分かりやすいです。
購入前にこの内訳を知っておくと、作品ボリュームを誤解しにくくなります。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』のサンプル画像







『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』のあらすじ
前作でのさまざまな勘違いを乗り越え、ついに恋人同士になったももかと珠樹。
二人の関係は順調。少なくとも、ももか自身はそう思っていました。ある休日。珠樹は、ももかの家を訪れます。
そこで出迎えたのが、ももかママ。珠樹のことを昔から可愛がっている彼女は、今回も自然に距離を縮め、いつものように甘やかします。
珠樹にとっては昔から慣れたやり取り。ところが、それを見ていたももかは面白くありません。
恋人になったばかりの珠樹が、母親に甘やかされて嬉しそうにしている。
その姿を見ているうちに、「たーくんは、ママの方が好きなのでは?」という不安が少しずつ膨らんでいきます。
その後、二人きりになるはずだった時間にも、ももかママが何度か登場。ちょっとした会話や物音まで、ももかの中ではどんどん別の意味に変換されていきます。
そしてついに、「ママにたーくんを取られた!」という壮大な勘違いへ。
耐えきれなくなったももかは家を飛び出し、向かった先は幼馴染・泰助のところでした。
前作でもさまざまな騒動に巻き込まれた泰助。今回も、落ち込むももかの相談相手になります。
そこで泰助が口にしたのが、“ママみ”という言葉。包容力。優しさ。相手を受け止める力。ももかママに対抗したいなら、自分もそういう存在になればいい。
その言葉を真に受けたももかは、珠樹をもっと包み込める存在になるため、「ママみ作戦」を開始します。
こうして、前作以上に大きな勘違いをきっかけとした第2弾が始まります。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』の登場人物
ももか
本シリーズの中心となるヒロイン。
成績優秀で真面目。珠樹とは幼馴染で、前作の出来事を経て現在は恋人同士です。
基本的には珠樹のことが大好き。その一途さが魅力である一方、思い込みが強くなると妄想がどんどん暴走してしまうところがあります。
前作でも大きな勘違いによって騒動を起こしました。そして今回も同じ。
ただし、第2弾での相手はももかママ。「珠樹を母親に取られてしまうのでは?」という不安から、“ママみ”を身につけようと奮闘します。
シリーズを通して見ると、ももかの勘違いこそが物語を動かす最大のエンジンです。
珠樹(たまき)/たーくん
ももかの幼馴染で、現在は恋人。
ももかからは「たーくん」と呼ばれています。前作では、ももかの壮大な勘違いに振り回されながらも、最終的には二人の関係が進展しました。
今回も本人は比較的普通に過ごしています。
しかし、ももかママに昔から可愛がられていることが、新たな騒動の原因になります。
珠樹本人には悪気がない。そこが余計にももかの不安を大きくしてしまうのが面白いところです。
泰助(たいすけ)
ももかと珠樹のもう一人の幼馴染。
前作でも二人の関係に大きく巻き込まれた人物です。第2弾では入院中。
それでも、ももかが落ち込んだときに相談する相手として登場します。今回の重要な役割は、“ママみ”という考え方をももかへ教えること。
泰助の何気ない助言を、ももかがかなり大きく受け止めてしまったことで、新たな騒動につながっていきます。
シリーズを通して、二人に巻き込まれるポジションとして存在感があります。
ももかママ
今回の新たなキーパーソン。
明るく優しい性格で、珠樹のことを我が子のように可愛がっています。珠樹も昔からその距離感に慣れているため、特に深く考えていません。
ところが、それを見たももかは違います。恋人である珠樹が母親に甘やかされている姿を見て、どんどん嫉妬。
さらに、ももかママ自身も娘の勘違いに気づきながら、少し面白がっている部分があります。
第2弾では、このももかママが加わったことで前作とは違うタイプの騒動が生まれています。
前作『ももかちゃんは僕にNTRたいっ!』との違い
前作は「恋人になるまで」
前作では、ももか・珠樹・泰助の3人を中心に、ももかの勘違いから物語が大きく動きました。
ももかと珠樹は幼馴染。お互いに距離は近いものの、最初から恋人というわけではありません。
その関係が、さまざまな出来事を経て変化していく。
前作は、「ももかと珠樹が恋人になるまで」を描いた作品として見ると分かりやすいです。
第2弾は「恋人になった後の勘違い」
今回はすでに二人が付き合っています。だから、「珠樹は自分のことを好きなのか?」という部分はある程度解決しています。
ところが、新たに出てくるのが、「ももかママに珠樹を取られるのでは?」という不安。
恋人になったからこそ、ももかの嫉妬もより分かりやすくなっています。
第1弾が恋愛成立まで。第2弾が恋人になったあとの騒動。この違いを意識すると、続編としてかなり読みやすいです。
ももかママの存在感が大幅アップ
前作と第2弾の最も大きな違いは、ももかママです。今回はタイトルにもつながるほど重要な人物。
珠樹への距離の近さ。ももかの嫉妬。そして“ママみ作戦”。
すべての始まりに、ももかママが関わっています。前作の3人中心の関係から、4人へ広がったところもシリーズ第2弾らしい変化です。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』の見どころ
前作以上にパワーアップした“壮大な勘違い”
シリーズ最大の特徴とも言えるのが、ももかの勘違いです。今回もかなり激しいです。
珠樹とももかママ。二人にとっては普通のやり取り。
ところが、ももかが一人で想像を膨らませたことで、実際には起きていないことまで頭の中でどんどん大事件になっていきます。
読者から見ると、「いや、そうはならないでしょ」と思う場面が多い。
でも、ももか本人は本気。このズレがシリーズのコメディとしてかなり効いています。
ももかママVSももかという新しい構図
前作とは違い、今回は女性同士の対比がかなり分かりやすいです。珠樹を昔から可愛がっているももかママ。
珠樹の恋人になったももか。二人とも珠樹を大切に思っています。
ただし、その愛情の形は違います。ももかはそこを冷静に区別できず、「ママに負けたくない」という方向へ走ります。
この構図が第2弾独自の面白さです。
“ママみ作戦”というももからしい発想
個人的に今回の一番面白いポイントはここです。普通なら、「母親と張り合う必要はない」という話で終わります。
しかし、ももかは違います。泰助から聞いた“ママみ”という言葉を本気で受け取り、「じゃあ自分もママみを身につけよう」と考えます。
勘違いから生まれた問題を、さらに別方向へ全力で解決しようとする。この真面目なのにズレている感じが、ももかというキャラクターらしさです。
泰助が再び巻き込まれる
第2弾でも泰助は健在です。前作でかなり振り回されたにもかかわらず、今回も相談役。
しかも、泰助の言葉がきっかけで“ママみ作戦”が始まります。
本人はアドバイスしただけ。でも、その結果また騒動が大きくなる。
シリーズを知っている人ほど、この泰助の立ち位置は楽しみやすいと思います。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』はこんな人におすすめ
本作は、前作『ももかちゃんは僕にNTRたいっ!』が面白かった人、勘違いから騒動が広がるラブコメが好きな人、恋人になった後の二人を描いた続編が好きな人、ももかというキャラクターが好きな人、母親キャラクターが物語に大きく絡む作品を読みたい人に向いています。
特に、前作の「ももかの勘違い」が面白かった人とはかなり相性が良いと思います。
今回も基本構造は同じ。
ただし、同じ展開を繰り返すのではなく、ももかママを加えたことで違う方向の騒動にしています。
逆におすすめしにくい人
シリアスなNTR作品を読みたい人には少し方向性が違います。
タイトルやジャンルだけを見ると重たい内容にも見えますが、本シリーズは勘違いを利用したラブコメ要素がかなり強め。
ももか自身の暴走や周囲との掛け合いを楽しむタイプの作品です。
また、全118Pすべてが新規漫画本編だと思っている人も注意。実際の漫画本編は59Pで、残り59Pはセリフなし版です。
前作から読むとさらに楽しみやすい
本作単体でも楽しめると作品説明には記載されています。ただし、個人的には前作から読むのがおすすめです。
前作では、ももかと珠樹がどんな関係だったのか なぜ二人が恋人になったのか 泰助がなぜ今の立場になっているのかといった第2弾につながる部分が描かれています。
今回の冒頭では、すでにももかと珠樹は恋人同士。だからこそ、前作を読んでいると、「やっと付き合えたのに、今度はママ相手に勘違いするのか」という面白さが増します。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』を読んだ感想
個人的に今回一番良いと思ったのは、前作と同じ「勘違いラブコメ」の型を使いながら、騒動の相手を変えているところです。
前作とまったく同じことを繰り返すだけなら、続編としては弱くなります。
でも今回は、ももかママが本格的に参加。珠樹をめぐる相手が、幼馴染ではなく自分の母親という状況になっています。
普通なら恋愛のライバルとして考えない相手。それでも、ももかの頭の中では大事件です。
ここがかなり面白いです。さらに良いのが、ももか本人は決してふざけていないところ。
珠樹を本当に大切に思っています。だから不安になる。だから泰助へ相談する。そして「ママみを身につければいい」と聞いたら、本気で実践する。
その一途さとズレた行動の組み合わせが、ももからしさだと思います。また、ももかママの存在も良いアクセントです。
娘の勘違いを完全に止めるのではなく、少し面白がっているところがある。
そのため、ももかだけが一方的に暴走しているのではなく、周囲もある程度その状況を楽しんでいるように見えます。
泰助も含めて、キャラクター同士の掛け合いを楽しむシリーズとして少しずつ形ができてきた印象です。
一方で注意したいのはページ数。全118Pと見るとかなり長く感じますが、本編は59P。残り59Pはセリフなし版です。漫画としての物語量だけで考えるなら中編程度。
ただ、前作から続くキャラクターを使っているため、人物説明に長く時間をかけず、すぐ本題に入れるのは続編のメリットです。
前作で、ももか・珠樹・泰助の3人を気に入った人なら、その関係に「ももかママ」という新しい人物が本格参入した続編として楽しみやすいと思いました。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』のよくある質問
Q. 作者は誰ですか?
A. 企画はももまろ、製作はむにむにです。
Q. 配信開始日はいつですか?
A. 2026年5月4日です。
Q. 何ページありますか?
A. 全118ページです。
Q. 漫画本編は何ページですか?
A. 本編は59ページです。
Q. 残り59ページは何ですか?
A. 本編のセリフなし版です。
Q. 前作はありますか?
A. はい。『ももかちゃんは僕にNTRたいっ!』の続編です。
Q. 前作を読んでいなくても楽しめますか?
A. 作品説明では前作未読でも楽しめるとされています。ただし、ももか・珠樹・泰助の関係を知るなら前作から読む方がおすすめです。
Q. ももかと珠樹はどんな関係ですか?
A. 幼馴染で、前作を経て現在は恋人同士です。
Q. 今回のキーパーソンは誰ですか?
A. ももかママです。珠樹を昔から可愛がっており、それを見たももかの勘違いから今回の騒動が始まります。
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』まとめ
『ももかちゃんは僕のママになりたいっ!』は、ももまろによる『ももかちゃんは僕にNTRたいっ!』シリーズ第2弾です。
前作でさまざまな勘違いを乗り越え、ついに恋人になったももかと珠樹。
しかし、今度は珠樹を昔から可愛がっている“ももかママ”が原因で、再びももかの妄想が暴走します。
「たーくんをママに取られるかもしれない」
そんな不安から始まるのが“ママみ作戦”。
前作と同じ勘違いラブコメの雰囲気を残しながら、母親という新しい人物を中心に置いたことで、第2弾らしい違いが生まれています。
作品は全118P。
内訳は本編59P+セリフなし59Pです。
また、前作に登場した珠樹・泰助も続投。
第1弾で作られた人間関係をそのまま使いながら、ももかママを加えてさらに騒動を広げた続編になっています。
前作でももかの壮大な勘違いが面白かった人や、キャラクター同士の掛け合いを楽しむラブコメが好きな人にはチェックしやすい一作です。
サンプルを見て絵柄や“ママみ作戦”の雰囲気が気になった方は、本編もチェックしてみてください。
作者、ももまろさんの別作品